三国志
三国志の小説で、これはおもしろい!ってのはありますか?
吉川英治著の三国志は読みましたので、他ので・・・
いくつか面白い作品をあげてみます。
・羅貫中の「三国志演義」
:吉川英治氏や横山光輝氏の漫画の元になっているものです。
最近、徳間文庫から新訂版・全4巻(やや厚めです)がでました。
吉川氏の作品で省かれている孔明死後の話ものっています。
三国志ファンなら一度は読んでおきたい作品です。
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・柴田練三郎氏の「英雄三国志」
:以前、「英雄ここにあり」・「英雄いかに死すべきか」の2作
だったものを、1タイトルにまとめたものです。
文庫で全6巻。
やや冗長な部分をばっさりと切り取った読みやすい作品になっています。
こちらも6巻目は孔明死後の話になっています。
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・北方謙三氏の「三国志」
:「三国志演義」から完全に離れた独自の作品になっています。
北方氏がどのようにアレンジを加えたか、吉川氏の作品と比べながら読む、という
楽しみ方もできます。
小説としての面白さからいうと、近年のものでは随一です。
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なお、蛇足ではありますが、漢の末から始まる「三国志」に対し、漢の成立の前後が
舞台になる司馬遼太郎氏の「項羽と劉邦」を読むと、「三国志」に対する理解が
深まり、より楽しんで読むことができるようになります。
こちらもあわせお薦めします。
(過去の私の回答に手を加えて書いています。ご了承下さい。)
「三国志」そのものを読めばいいのでは。吉川英治などの「三国志」の小説を読んだのでは、大衆小説を読んだのにすぎません。岩波書店から全訳が出ています。
面白い=腹を抱えて笑うと解釈すれば、
間違いなく、酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明』です。
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何が面白いのかは、ぜひ読んで確かめて欲しいと思いますので
あえて伏せておきます。
もっとも、吉川三国志の後にいきなり読んでもそれほど面白くないでしょうね・・・
(今月、ついに続編の第2巻が発売されます!!)
オーソドックスな三国志の小説をいろいろと読み比べて、
さらに小説以外の三国志関連書籍に目を通して、この小説に出会うと
間違いなく面白いと感じるはずです。
※オーソドックスな小説・・・吉川英治、柴田錬三郎、陳舜臣、宮城谷昌光
オリジナル要素と脚色の多いもの・・・北方謙三
日本人的なイメージで描かれていないもの・・・安能務(これも数をこなした後に読むと面白い)
小説としての原典・・・『三国志演義』の翻訳
周大荒さんが書かれた「反三国志」もある意味面白いですよ。
もしあなたが劉備が好きなら迷わず手にとる一冊です。
蜀の快進撃を是非一度読んでみて下さい。
蜀が嫌い・劉備が嫌いという方は絶対読まない方がいいですね。
北方謙三版 も面白いですよ~
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