三国志の小説を読もうと思っているのですが・・・
どの作品に手を出していいのか分かりません。
三国志はゲームで好きになったのですが、11月1日からレッドクリフも公開されますし、そろそろちゃんと読みたいなぁと思ったのです。
で、三国志と三国志演義、どちらから読んだらいいのでしょうか?
また、どの人が書いている本が一番判り易いのでしょうか?
時間があれば、全部読んだ方がいいのでしょうか?
質問がいっぱいになってすいません。
答えていただけると嬉しいです
以下、小説としての「三国志」に限定して
考えます。
本来の正史「三国志」は陳寿が著した歴史書です。
こちらは列伝体で小説の形にはなっていません。
ちくま学芸文庫等で読むことができますが、
小説として楽しめるというものではありません。
日本で小説として「三国志」と言うときは、正史の方
ではなく、羅貫中の「三国志演義」を指すことが多いです。
「演義」は「講談もの」というような意味合いで、
実際の歴史とは大きく異なります。
吉川英治氏の小説や横山光輝氏の漫画も、これを
元にして書かれています。
小説を初めて読まれるということであれば、
羅貫中の「三国志演義」か、吉川英治氏の「三国志」を
お薦めします。
◎吉川英治氏の「三国志」
日本の「三国志」の小説としては、最もオーソドックスな
ものです。
最初の方で、一部オリジナルのシーンがありますが、
「三国志演義」にほぼ準じる形で書かれています。
文体も読みやすいものとなっています。
◎羅貫中の「三国志演義」
立間祥介氏の訳したものが読みやすいです。
最近、徳間文庫から新訂版・全4巻がでました。
注釈も豊富です。
また、多くの小説が孔明の死をもって終わっている
のに対し、「演技」はその後まで描いています。
(「演義」は全120章ですが、そのうち孔明の死は
第100章前後になります。)
その意味でも、落とすことができません。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198924465/sr=1-1/qid=1164818467...
どちらを先に読んでも大差は無いのですが、個人的には、
孔明死後の話がある「演義」をお薦めします。
この他にも、陳舜臣氏や宮城谷昌光氏等が独自の
視点から「演義」に基づかない作品を書いています。
また、北方謙三氏の「三国志」は、小説として近年に
ない面白いものとなっていますが、「演義」を大きく外れた
設定やオリジナルの登場人物が多く、独自のものと
なっています。
スタンダードの作品である上記の2作品を読んだうえで、
これらの作品を読み比べてみると、面白いです。
僕も最近三国志を読んだばかりで、読む前は質問者さんと同じような悩みを抱えておりました。
僕の場合、「物語のほうが面白いだろう」ということで、演義の方を読むことにしました(レッドクリフも演義を基にしてたような気がします)。
次に誰が書かれたのを読むかということですが、僕は三田村信行という方が書かれた、児童書版を読みました。
理由は、「平易な文章で、オリジナルに即したもの」を読みたかったからです。三国志というと、「長い」「登場人物が多い」「馴染みのない地名が続出」などのイメージがあり、また、多くの方が書かれているゆえに、作家さん独自の解釈や登場人物、エピソードがあると聞き及んでいました。
その点児童書であれば、登場人物はある程度絞られているし、描写も簡素簡潔で、文章や表現にクセがないので読み進めやすかったです。それでいて、泣けるところでは本当に泣けるので、読み応えがないということもありませんでした(でも合戦での迫力とかは足りないかも)。あとがきを読んでも、三国演義に忠実に書いた(人物などで省略はあるが、独創や脚色はない)とあったので、オリジナルにも即しているものと思います。
まさに入門にはうってつけだと思います。これからもどんどん三国志を読みたい!と思いました。
あと、横山光輝さんの漫画…のアニメ版をケーブルTVで観てますが、これも面白いので、漫画やアニメからでもいいんじゃないでしょうか。
岩波文庫の「完訳 三国志」(全8巻)が正当な三国志です。
日本の作家が書いている「三国志」は、もともとの「三国志」とは別のものです。
三国志は本当に面白いですね(^0^)/私も一時ハマリましたよ♪
本なら「吉川 英治」の三国志
参考までに>http://www.bl-subaru.com/susume21.html
ただ、やっぱり三国志は登場人物が多く、混乱してきますので、
「横川 光輝」の三国志(漫画)が分かり易いと思います。
あ、以前にも似たような質問がここでされていますね・・・(^^;)
見てみてください(^-^)b
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1118543051
王道は吉川英治ですね。
諸葛亮孔明ファンの僕は「諸葛孔明」(陳舜臣著)がお薦めです。
最近では北方謙三が人気のようですが・・・
おそらく,三国志に本気ではまったら,色んな文献を読み漁りたくなると思いますよ。
因みにYahoo動画のアニメで三国志三作が無料公開されてますよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿