2012年3月27日火曜日

三国志の小説を読もうと思っているのですが・・・

三国志の小説を読もうと思っているのですが・・・

どの作品に手を出していいのか分かりません。

三国志はゲームで好きになったのですが、11月1日からレッドクリフも公開されますし、そろそろちゃんと読みたいなぁと思ったのです。



で、三国志と三国志演義、どちらから読んだらいいのでしょうか?

また、どの人が書いている本が一番判り易いのでしょうか?

時間があれば、全部読んだ方がいいのでしょうか?



質問がいっぱいになってすいません。

答えていただけると嬉しいです







以下、小説としての「三国志」に限定して

考えます。



本来の正史「三国志」は陳寿が著した歴史書です。

こちらは列伝体で小説の形にはなっていません。

ちくま学芸文庫等で読むことができますが、

小説として楽しめるというものではありません。





日本で小説として「三国志」と言うときは、正史の方

ではなく、羅貫中の「三国志演義」を指すことが多いです。

「演義」は「講談もの」というような意味合いで、

実際の歴史とは大きく異なります。

吉川英治氏の小説や横山光輝氏の漫画も、これを

元にして書かれています。







小説を初めて読まれるということであれば、

羅貫中の「三国志演義」か、吉川英治氏の「三国志」を

お薦めします。





◎吉川英治氏の「三国志」

日本の「三国志」の小説としては、最もオーソドックスな

ものです。

最初の方で、一部オリジナルのシーンがありますが、

「三国志演義」にほぼ準じる形で書かれています。

文体も読みやすいものとなっています。





◎羅貫中の「三国志演義」

立間祥介氏の訳したものが読みやすいです。

最近、徳間文庫から新訂版・全4巻がでました。

注釈も豊富です。

また、多くの小説が孔明の死をもって終わっている

のに対し、「演技」はその後まで描いています。

(「演義」は全120章ですが、そのうち孔明の死は

第100章前後になります。)

その意味でも、落とすことができません。



http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198924465/sr=1-1/qid=1164818467...





どちらを先に読んでも大差は無いのですが、個人的には、

孔明死後の話がある「演義」をお薦めします。





この他にも、陳舜臣氏や宮城谷昌光氏等が独自の

視点から「演義」に基づかない作品を書いています。

また、北方謙三氏の「三国志」は、小説として近年に

ない面白いものとなっていますが、「演義」を大きく外れた

設定やオリジナルの登場人物が多く、独自のものと

なっています。



スタンダードの作品である上記の2作品を読んだうえで、

これらの作品を読み比べてみると、面白いです。








僕も最近三国志を読んだばかりで、読む前は質問者さんと同じような悩みを抱えておりました。



僕の場合、「物語のほうが面白いだろう」ということで、演義の方を読むことにしました(レッドクリフも演義を基にしてたような気がします)。



次に誰が書かれたのを読むかということですが、僕は三田村信行という方が書かれた、児童書版を読みました。

理由は、「平易な文章で、オリジナルに即したもの」を読みたかったからです。三国志というと、「長い」「登場人物が多い」「馴染みのない地名が続出」などのイメージがあり、また、多くの方が書かれているゆえに、作家さん独自の解釈や登場人物、エピソードがあると聞き及んでいました。

その点児童書であれば、登場人物はある程度絞られているし、描写も簡素簡潔で、文章や表現にクセがないので読み進めやすかったです。それでいて、泣けるところでは本当に泣けるので、読み応えがないということもありませんでした(でも合戦での迫力とかは足りないかも)。あとがきを読んでも、三国演義に忠実に書いた(人物などで省略はあるが、独創や脚色はない)とあったので、オリジナルにも即しているものと思います。



まさに入門にはうってつけだと思います。これからもどんどん三国志を読みたい!と思いました。

あと、横山光輝さんの漫画…のアニメ版をケーブルTVで観てますが、これも面白いので、漫画やアニメからでもいいんじゃないでしょうか。







岩波文庫の「完訳 三国志」(全8巻)が正当な三国志です。

日本の作家が書いている「三国志」は、もともとの「三国志」とは別のものです。







三国志は本当に面白いですね(^0^)/私も一時ハマリましたよ♪

本なら「吉川 英治」の三国志

参考までに>http://www.bl-subaru.com/susume21.html

ただ、やっぱり三国志は登場人物が多く、混乱してきますので、

「横川 光輝」の三国志(漫画)が分かり易いと思います。

あ、以前にも似たような質問がここでされていますね・・・(^^;)

見てみてください(^-^)b

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1118543051







王道は吉川英治ですね。

諸葛亮孔明ファンの僕は「諸葛孔明」(陳舜臣著)がお薦めです。

最近では北方謙三が人気のようですが・・・



おそらく,三国志に本気ではまったら,色んな文献を読み漁りたくなると思いますよ。



因みにYahoo動画のアニメで三国志三作が無料公開されてますよ。

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