2012年3月27日火曜日

孔明(三国志に出てくる)の勉強量や勉強に対する執念ってどれほどのものだったので...

孔明(三国志に出てくる)の勉強量や勉強に対する執念ってどれほどのものだったのでしょうか





彼について書かれた本とか読んでみたいです







正史三国志において、ご質問の勉強量とか、勉強に対する執念の記載はほとんどありません。

頴川の石広元.徐元直(徐庶さんですね。)、汝南の孟公威らと遊学し、

石、徐、孟の三人は、学問の精密さに努力したが、

諸葛亮だけは大要をつかもうとした。

朝晩ののんびりした時間には、

いつも膝をかかえて長嘯していた。(梁父吟ですかね。)

と、記載がある程度です。



諸葛亮に関する書籍はいろいろありますが、

まじめに読むなら、

陳瞬臣さんの書いた「諸葛孔明」(中公文庫全2巻)がお勧めです。

読み易いですよ。



ちょっと腰砕けてもよければ、

酒見賢一さんの『泣き虫弱虫諸葛孔明』(文藝春秋刊)が面白いですよ。

単行本で1巻500ページ。読み応えはありますが、基本脱力系。

2巻刊行中で、まだ続きます。

今後の展開が期待です。



諸葛亮にどのようなイメージを持たれていらっしゃるかにも依りますが、

演義に描かれている、万能天才軍師像をお持ちなら、

夢を壊してしまうかもしれませんが、

正史三国志での評価は必ずしも高くありません。



「正史三国志」(井波律子訳:ちくま学芸文庫)の第5巻

「蜀書」諸葛亮伝第五を読まれればとも思いますが、

注釈を付けた裴松之にいたっては、諸葛亮をボロクソに批判しています。

紹介しておいて、こんな事言うのもなんですが、

正史を読まれるとすれば、それなりの覚悟が必要かと思います。

(チョット、大袈裟でした。)

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