三国志演技の英雄の1人曹操を一番贔屓にする人の神経が理解できません。
三国志演義の中の主役はどう考えても劉備玄徳、第二主役は諸葛孔明だと思います。少なくとも吉川三国志ではそうとしか取れません。曹操は絶対に悪役、非道の人物です。分けても無辜の恩人を惨殺したり、部下を平気で殺したり、やってることは董卓と対して変わらないと思いますが、何故一部には曹操贔屓の人がいるのでしょうか?
そりゃ戦乱中のこと、ある程度のことは仕方ないとは思いますが、曹操は極悪非道です。孫権と比べてもそう思います。
三国志演技とはなんでしょう?三国志演義ならそれは歴史を元に作られた小説の作品であって歴史の事実を書いた物ではありません。三国志の英雄のひとり、もしくは三国時代の英雄のひとりと記するのが好ましいと思います。演義での主役は劉備で悪役は曹操でしょうが、それは演義の作品の作られた役であって三国志の主役は劉備、曹操、孫権の三人でしょう。質問者さんはただ演義の作品だけ読んで語っているのでしょうか。吉川三国志を見てなんで曹操と董卓が変わらないと思うのでしょうか。全然違うでしょう。理解できていないとゆう低知能を露見しているようなものです。質問内容も文面もとても知恵者のするものではなく思えます。
これだけ多くの人間がいれば、人それぞれ視点や感ずることは違うでしょうし、質問者さんのように低知力な人ばかりではありません。悪役といえども一番に贔屓する方もいるでしょうし、呂布や袁紹を一番に贔屓する人も当然いると思います。
マンガでの例えになってしまいますが、「ワンピース」でルフィーが主役でしょうが、その敵悪役でクロコダイルとかを一番に贔屓している方もいるでしょう。個人個人が魅力を感じるとこが違うからです。主役だから贔屓するとか皆んなが皆んな、ならないでしょう。ましてや曹操は三国志では欠かせない、この時代の重要人物なのですから。
演義での曹操は稀代の悪役ですが、群雄たちが戦による領地拡大に普請する中で、曹操は青州黄巾の制圧による兵力確保、天子奉戴、屯田による経済基盤の確立などなど、ここで文面に上げるにはたくさんありすぎるこうした重要な歴史的な役割を果たした曹操を、三国志演義は悪役に配した架空の話もある虚構の入った小説です。悪役でありながら曹操が放つ強烈な個性は、実在の曹操が持っていた歴史への強力な働きかけが、三国志演義の虚構を通じても、なおを伝わってくるためでしょう。こういった魅力が曹操を一番に贔屓する理由のひとつになったりするのではないでしょうか。それや実際の歴史上の曹操を知っている方もいるでしょう。
そして非道とはおっしゃいますが、何顒[カギョウ]を中心とする名士グループから曹操は「天下を案ずる者」と評され、その名士グループから迎えられています。名士としての名声を得た曹操はやがて孝廉に挙げられ洛陽北部尉となり、当時の儒教の最先端である「猛」政に基づく厳格な政治を行い、法を破る者を捕らえると権力者の血筋であろうが関係者であろうが、かまわず罰っしました。この曹操の「猛」政は、荀彧や郭嘉から絶賛されています。
後漢の衰亡は官僚や宦官の権力争いに端を発しています。腐りきった朝廷に横暴する政治や賄賂や郷挙里選(簡単に言うと今でいう天下りシステムのようなもの)こうした例を嫌と言うほど見てきた曹操は、いままでの常識を覆し国を正そうと天下に立ち上がった人物なのですから。
詳しく知らないので私の意見はあてにならないかもしれませんが、
魅力を感じる武将は人それぞれです。
曹操を贔屓にしてる人は曹操に魅力を感じたのでしょう。
劉備と諸葛亮だってそうです。
三国志の物語といったら劉備の物語ばかりで飽き飽きです。
それに劉備だって残酷さはあります。
関羽が死んだ時に趙雲等が止めたにも関わらず、我を失い勝てない戦を仕掛け、
兵士を無駄遣いし、あまつさえ張飛まで亡くしていて、なんにもならない弔い合戦をしています。
曹操は残酷なところもありますが、質問者さんが劉備や諸葛亮を贔屓するように、
良いところもあるということですね。
私が良いと思うのは、優秀な人材がいれば殺さずに部下にし、
ちゃんと部下も曹操魅せられ、付いていきます。
そしてちゃんと政治力もあると思っています。
と、熱弁しましたが私は孫策が一番好きな武将なんですけどねw
冷酷なこともしているでしょうが、それ以上に魅力があると思う人が、三国志時代も今もいるということでしょうね。
曹操よりも明らかに魅力の無さそうな項羽にも、最後まで付き従った家臣がいるくらいですから、曹操はよほど人を惹き付ける要素があったのでしょうね。
私も劉備や孔明が主役の三国志ばかり読んでいたので質問者様の意見はよくわかります。一度曹操を主役にした本を読まれることをオススメします。きっと劉備も曹操も好きになりますよ。
逆になんで劉備と諸葛亮ばっかり贔屓するんだよ!私にはあなたの神経がわからない。
別に劉備と諸葛亮が嫌いってわけじゃないですよ。むしろすごく尊敬しています。
けど三国志演義なんて蜀を盛りたてるために魏を必要以上に悪役に仕立て上げてるだけじゃないですか。なんで魏が悪役なんですか。
彼の中華史における功績を考えると悪役になってしまうのは大変失礼かと思うのですが。
確かに曹操は徐州で大量虐殺、孔子の子孫の一族を処刑、名医華陀の殺害などを行っていますが、素晴らしい業績も数多く残しています。すごいところもたくさんあります。決して残虐なだけの人ではありません。
政治家として
曹操は家柄や品行にとらわれず敵であった者でも才能があれば登用する異例、異質なものであった。
農政において、群雄たちは食糧を民から略奪のようなことをしていたが、戦乱のために耕すものがいなくなった農地を官の兵士が農民を護衛して耕させる屯田という農政を行いこれによって潤沢な食料を抱えることになった曹操は、各地の民衆を大量に集めることができるようになった。この先進的な屯田制が、後漢の群雄割拠の中でそれほど出自的に有利ではない曹操が、他の群雄を退け勝ち残る理由の一つとなった。
将軍として
曹操は実戦においても優れた戦略家・軍略家であった。当初は董卓・劉焉・袁紹・袁術らのような有力な勢力ではなく、ただ群雄の一人として連戦連勝を重ねてのし上がり、最終的には中国北部全域を支配するまでに勢力を拡大している。特に匈奴・烏桓・羌などの遊牧騎馬民族との戦いでは無類の強さを発揮している。また、奇襲・伏兵を用いた戦いを得意とし、袁術・呂布との戦いでは水攻めを用いて勝利している。謀略に長じ、軍の統率にも大いに長け、また兵書を編纂し評論できるほどの確かな戦術理論を持っていた。
曹操がこと戦役において、袁紹・呂布・袁術ら他の群雄と比べ瞭然として勝っていた部分は、部下の進言・献策を的確に見極めて取捨選択し、利己心無しに受け入れる能力と言える。多くの重要な戦役においては、それらによって曹操が一時不利な状況から勝利を収めた例が少なくない。曹操は適材適所もわきまえており、『魏書』には「任された将兵は立場をよく理解し、自らの武と奇策をもって難に向かった」との記述が残る。
荀彧によれば、曹操軍の軍法軍令は明白で、賞罰も的確に行われていた。
兵法家として
兵書『孫子』を現在残る13篇に編纂したのは曹操である。『孫子』の他にも、『続孫子兵法』『太公陰謀』『兵書接要』『兵書論要』などの兵法書を著している。
文人・詩人家として
政治・軍事に多忙な中、多くの文人たちを配下に集めて文学を奨励すると同時に、自身もすぐれた詩人であった。彼は建安文学の担い手の一人であり、子の曹丕・曹植と合わせて「三曹」と称される。
曹操は軍隊を率いること30数年間、昼は軍略を考え、夜は経書の勉強に励み、高所に登れば詩を作り、詩ができると管弦にのせ音楽の歌詞にしたという。
現存する彼の詩作品は多くはないが、そこには民衆や兵士の困苦を憐れむ気持ちや、乱世平定への気概が感じられる。
その他
曹操は武芸にも優れており、揚州で兵を徴募した際、多数の兵卒が反乱を起こしたが、曹操は剣を手に数十人を殺し、残りのものは皆恐れをなしたといわれるほど、人並みはずれた腕力を持ち、自身で飛ぶ鳥を射たり猛獣を捕らえたりしたともいう。また曹操は張譲の邸宅に忍び込んで発見された際、手戟を振り回し土塀を乗り越えて逃げ、その人並外れた武技で誰も彼を殺害できなかったという。
文武両面に非凡な才能を見せた曹操を陳寿は「非常の人、超世の傑」(類稀なる才の持ち主であり、時代を超えた英雄である)と評している。
とにかく曹操はすごいんです。お分かりいただけましたか?まぁ納得しようがしまいが個人の勝手なんですが。
長文失礼しました。
追記
関羽が曹操の捕虜になったとき、関羽は劉備を裏切ることはないことと、曹操への恩返しが済んだら立ち去るつもりであることを述べた。
顔良を討ち取るという功を立てた関羽は、必ずや劉備のもとに戻ると曹操は考え、関羽に重い恩賞を与えた。関羽はこれらの賜り物に封をして、曹操に手紙を捧げて別れを告げ、袁紹に身を寄せた劉備の元へ去った。曹操はその義に感嘆し、関羽を追いかけようとする部下に対して、彼を追ってはならないと言い聞かせた。
本当に残虐な人なら、この強敵を敵に回すくらいなら、殺していたでしょう。
三国志演義では劉備が主役で良いと思います。主役に見あうよう美化されていますし。
そもそも、史実とは違うあくまで小説です…
言い切っておられるので、史実もご存知の上で判断されていると思いますが…
もしも、演義しか読んでいらっしゃらないのであれば歴史だとは思わないでください。
例えば、演義を元にしたゲームで人気がある馬超一人をとっても全く違います。
演義では悲劇の人物ですが、史実は身内がいるのに反逆し、あげく逃げ回り匿ってくれた人物を馬鹿にするような発言、さらに遠く遠くまで一人逃げ延びています。
強いということは同じですけれども、それくらいの違いがあります。
割合として曹操は正史を読んでいる人から人気が高いですね。
彼は決して残虐なだけではないですよ。そうなら、あれだけ優秀な部下達はついて来ません。
彼は実力や才能があれば仕官させ、珍しいことに身分差別をしませんでした。平等です。
自分の身内を殺した人物でさえ降伏すれば受け入れていました。
呂布すら許そうとしましたからね、まぁ劉備が殺せと言って結局は…ですが。
ちなみに屯田制を始めたのも曹操です。部下の提案を受け入れています。
曹操が自分の命を省みない無茶ばかりするので、死を覚悟で注意した部下を褒めてもいます。
自分が無茶をしたらまた止めて欲しい、と。
劉備も気に入らない部下は殺していますし、諸葛亮も同じです。
劉備が人肉を美味しいと食べたというのも残っています。
ついでに彼は逆賊でもありますし、義理の息子も殺してますね。
その義理の息子だって、一説では血が繋がった息子なのに諸葛亮が養子ということにしたという説があります。
演義の曹操が好きな方は、史実の曹操が好きでもあるのではないでしょうか?
董卓も残虐なだけでは無いですしね。
どちらにしても好き嫌いはあると思います。
日本人の気質と合うんじゃないですか?
これが全てとはいえませんし、私の視野狭窄に加え
小さいコミュニティの中での話に過ぎないのかもしれませんが
私の知り合いの中国の方も大概質問者様と同じような事を
言われますね。
中国では本当に董卓と変わらないほどなのでは?と
思えてしまうほどです。
例の墓騒動の話は日本ほど盛り上がってなかったみたいですねえ。
曰く「日常の生活にあんまり関係がないので興味がない」とのこと。
曹操は日本発の評価再生型英雄かもしれませんよ。
確かに毛沢東の再評価で学問の世界では地位もいくらかは
復権しましたが民間にまで至るほどではありませんでした。
その点、日本では吉川&横山先生らのご尽力により
日本人好みなリアリストである曹操の魅力を存分に引き出し
独自の評価目線で曹操を押し上げ、今や数多くのファンを得るほどに
日本では民間にも曹操人気は波及を遂げたと思います。
曹操は確かに残酷で残忍で冷酷でもありますが
反面で、非常にいい兄貴肌の切符の良い男で
気に入った人物はとことん厚遇するという誰が見ても
好感を持てる一面も持ち合わせています。
学問の面から再評価運動が始まりましたが
皮肉にも曹操が悪評を蒙ることになったのも学問からな気も
しますね。
曹操は武人からは慕われていましたから。
正史の記述を熟読すれば分かると思いますが
曹操は激情であり、一本気な分かりやすい性格の好漢です。
親の仇と感情の制御を効かせずの
虐殺などもやからしてしまいましたが
これは自身の親への孝心とも取れるの行動なのではないでしょうか?
水滸伝では人気者の武松は無残に殺された兄の仇と
凄惨極まる報復行為に及びますが彼が攻められることは
ほとんどありません。
曹操とでは数量の違いこそありますが
肉親への思いから及んだ行為。
両者の違いはそんなに大きいものですかね?
「やはり曹操か。」「曹操の癖に~」な色眼鏡は取ってみるべきでしょう。
多くの民意を敵に回すような愚を思うより先に
親の仇と感情をほとばしらせるあたりにも損得勘定では動かない
人間らしさを感じませんか?
算段高い鉄面皮ならきっとこんなことはやりませんよw
曹操ほど過大、過小に揺さぶられる英雄も珍しいとは思いますが
私は曹操は魅力ある「悪」として好きな人物ですよ。
劉備、孔明らとは違った魅力のある主役の一人かと。
演義では劉備達が主役で良いと思いますよ。ただあの曹操は歴史上の
曹操とは大分かけ離れてる。だから性質が悪い。
贔屓にしている人達はそう言う曹操を知っているから、ですね。歴史上で
は屯田政策を行い、苛烈な搾取で流浪していた人民に働きの場を与え、
生活の保障をしてやり、能力があれば名声とか品行とか関係なく登用し、
活躍の場を与えた。実際はあまり殺害もしていない(演義では病死した人
とかを曹操が殺害したことにするエピソードとかも結構あります)。
歴史上の曹操が全て、とは言いませんが、単なる悪人で済ませられる程
器の小さい人物でもありません。だから吉川英治も途中からどんどん彼に
興味を持っていき、最後、曹操が亡くなる場面では英雄として敬意を払う
ような書き方をしているのです。
極悪非道と断言できる程、あなたは曹操の何を知っていますか?
追記
残虐や極悪非道と言いますが、劉邦とか他の時代の歴代皇帝とかと比べて
曹操とかはまだ殺していない方ですよ。孔融に関してもそこまで我慢する
の?と言うぐらい辛抱強く使っています。
それに敵方でも陳宮なんかは、彼の娘が嫁に行くまでずっと面倒を見たり
しているぐらいです。極悪非道な人物なら自分を裏切った相手の娘とかを
養ったりはしません。他にも裏切って逃亡した人物を捕まえたらまた雇用
するなど、かなり度量の広いことをやっています。蔡邕の娘がさらわれて
異民族の嫁になってるのを不憫に思い、取り戻したりもしていますしね。
確かに激情家ではあったと思いますが、基本は情に厚く配下をいたわって
くれる人物です。残虐とか極悪非道とか書いているのは大抵が呉蜀の敵方
の当てにならない記録を三国志演義が取り入れているだけの話ですね。
もっとも、これだけ史書では違う、と言うのがあってもまだ嫌いだと思う
なら、そこは無理に変えることはないんじゃないでしょうか。好き嫌いは
人それぞれだと思います。ただ極悪非道とか残虐とか一方的な見方だけは
止めてほしいですね。
演義においては間違いなく劉備と孔明でしょう。
しかし、正史(陳寿では)なら曹操が主役です。史実において後漢末の主役は袁紹でしょうし、200年以降はやはり曹操でしょう。
勿論、演義は物語ですから明確に善玉としての主役が決まっており、そこは議論の余地がないでしょうが、史実に関しては誰を主役と見て評価するかは人それぞれです。
例えば劉備にしても、蜀の乗っ取りや面会を断られたことに腹を立て縄で縛って200回ぶん殴ってフルボッコにしたり、袁術っぽく約定を反古にしてみたり、決して、ただのいい人ではありません。
そういうことを言うなら、全員が極悪非道です。
劉備だって、劉璋をだまして益州を手に入れています。あちこちでほら
まがいのことを言い触らし、劉姓であるのをいいことに皇帝の近親者た
ることを騙り、何度も主をだましてはその利益をかすめ取ろうとし、しか
も善人面しています。自分の子どもが死にそうな事態になっても、ひと
つも父親らしい愛情をみせず、優秀な部下のほうが大事だという。最
悪の人物ではないでしょうか。
そもそも劉氏王朝にまったく正統性がないような末期状態なのに、劉
備のみに大義があると考えるのはあまりにも恣意的です。どんな末期
症状を呈していても、ときの権力に逆らえば「逆賊」ですかね?
孫権もかなり器の小さいヤツで、特に晩年はどうしようもない。義を曲
げて、名宰相の陸遜を憤死させ、孫氏のその後の混乱のもとをつくって
います。
全員が英雄ですから、確かに、どの人物もアクのつよいところはあります。
しかし、曹操は教養が高く、もっとも早くから、堕落した劉氏王朝の体制
に反旗を翻した人物です。宦官に誅殺された何進のシンパとして、革命
を進める権利がありますし、実際、実力でその先頭を歩んできました。ラ
イバルの袁紹も、実力で破りました。すべて、実力です。私は歴史に贔
屓も何もないと思っていますが、まあ、贔屓にする人がいるのも当然です。
もちろん、劉備にも魅力があります。何もない無頼漢から、三国の一に
成り上がっていくわけですから痛快性があります。自分はさほど能力がな
くて、周りに支えられる「人徳」という考え方も面白い。
一方、演技や吉川三国志においては、確かに、悪役ですが、それを鵜
呑みにして曹操の人格を考えるのは愚かです。仮に丸呑みにしたとして
も、悪役が必ずしも人気を集めないということはありませんし、悪役がいな
ければ、物語はつまらないものです。例えば、一世を風靡したアニメ『あし
たのジョー』では、ジョーよりも力石のほうが人気があったりするわけです。
これら悪役の魅力が、劉備の魅力をも引き立てています。それに気づいて
いる人は、曹操のほうをかえって愛する場合があります。
それは二種類あります。董白さんのようにヒール好きと、三国志演義とは別に正史における曹操を評価する方と。
質問者さんが演義の曹操を贔屓するのがおかしいと考えるのもひとつの見解であり、他のかたが曹操を評価するのもひとつの見解です。どちらももっともな意見です。
脱線ですが、私が一番贔屓するのは、魏の徐バクです。(誰?)
極悪非道大いに結構ではありませんか!
ウルトラマンには怪獣・仮面ライダーには怪人と
有象無象の雑魚よりぶっ飛んだ大物の方が面白い!!
郭嘉が居ればと嘆いたり
懲りずに人妻に手を出したり
華陀を獄死させた事を悔やんだり
終いには人生を憂いて大酒の詩を詠む。
劉備以上に感情の起伏が激しく俗っぽいなら
道化を通り越してむしろ親近感が湧くと言うもの。
確かに、三国志演技の英雄は劉備と答える方が大半だと思います。
張飛に関羽に趙雲に諸葛亮、等々、名だたる武将がそろっています。
しかし、見方を少しかえて見ると、その様な名だたる武将がそろい、
あの、三国志演技では神の様な存在の諸葛亮がいたにも関わらず、
三国志の中では蜀の領土は一番狭く、滅亡したのも蜀が一番でした。
一方、曹操はと言うと三国の中では一番の領土を支配し、配下の武将の
一番多かったと思います。そういった意味では戦乱の中で一番の英雄とも
言えるのではないでしょうか?
演義の主人公は劉備で間違いないでしょう。(諸葛亮かもしれませんが)
いずれにしても、曹操は主人公と相反する立場の人物ということになります。
ただし、三國志のややこしいところは、曹操と劉備に限らず、人物同士が終始同じ関係(敵対・有効・主従など)ではないことですかね。
曹操の悪行については、
・無辜の恩人惨殺(呂伯奢のことですかね)→誤解から家人を殺したとはいえ、放って置けば自分は終身追われる身になる、天下統一がなされなくなる
・部下殺し(兵糧のマスの話かな)→少ない兵糧で軍を維持する為のやむを得ない策
などですかね。いずれにしても一貫しているのは、単なる保身ではなく、天下を統一する名分の為の行いであり、そもそも天下統一を果たそうとする名分は黄巾の乱・董卓の暴虐・天災などでグチャグチャになった国を立て直すことで、董卓のように私利私欲の為に行っているわけではないと言うこと。
この一貫性が、時には行き過ぎたダーティさを醸し出しながらも人気を保っている理由かと思います。
(あくまでも演義での話です。史実であれば全く別の意味で尊敬されてしかるべき人物です)
逆に質問…
・自分を助けてくれた恩人の子供の人肉の料理を食した。
・救援を求めた親族の領地を奪った
・自分を慕う養子を、誤解もあったにせよ処刑した
・部下が命をかけて助けた子供を投げ捨てた
・同族の皇帝が生きているのに殺されたことにして、勝手に皇帝を名乗った
↑のすべてを行った人物は極悪非道ではないでしょうか?
全部、劉備がやったこと…やっていることは袁術とかわらないですよ・
要は正史の作者である陳寿と三国志演義の作者である羅貫中の書き方が良かったということです。
陳寿は蜀の人物ですので自国の事柄について甘く書かれているのはしょうがないでしょう。
私、個人は
吉川英治版「三国志」
は、あまたある「三国志演義」本の中でも
傑出した存在だという認識です。
(もちろん「間違い」がないわけではなく、
そろそろ、原作を損ねない範囲での改定が必要だと思いますが。)
曹操の描写にしても
「単なる悪人という書き方はしていない」
というのが私の感想ですが・・・・・。
私は一応
羅貫中の「三国志演義」や他の「演義」ベースの本も
いくつか目にしていますし、
陳寿のいわゆる正史「三国志」も
目を通しています。
それらの経験から総合的に考えても、曹操を
「特に極悪非道」
とは思いません。
あくまで私個人の感想です。
この考えを他の方に押し付けるつもりはございません。
>>三国志演義の中の主役はどう考えても劉備玄徳、第二主役は諸葛孔明だと思います。少なくとも吉川三国志ではそうとしか取れません。
概ねその認識で正しいです。素直な読み方をすればそのようになります。
『三国志演義』を読む限りにおいて、曹操は一方の主役でありますが、やはり悪役といっていいでしょう。
ただ、吉川版の曹操はまた単なる悪人とも一味違いますけどね。
>>何故一部には曹操贔屓の人がいるのでしょうか?
実際に戦乱の中原を支配した一級の英雄である、ことにつきるのではないでしょうか。
非常にキレる人物であり、一流の詩人であり、軍人であります。
茶目っ気を持ったエピソードにも事欠きませんし、人材を見極めて抜擢する眼力もあります。
こういう圧倒的な能力を持った人間には、善悪を超えて人からは注目されますよね。
「単純なそこいらの悪役キャラ」にはない魅力を持っているといえばわかりますか?
ただ、よく、歴史をかじりかけた人で、正史を読んだ反動などで曹操をあたかも無謬の存在のようにまつりあげて、
行為のすべてを肯定してしまう人がいますが、それは曹操にとってもその人にとっても残念なことだなぁと思いますね。
詰まるところ本な訳です
かなりの数改竄されている部分もあるでしょう
また英雄の定義も人それぞれです
容認する必要はありませんが
同質の思想を持つものはひかれ合うものです
まぁどちらにしても結局戦争に加担していたんですから
農民の方がまだましかとも思っています
人は束ねてはいけないんですよ。
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