2012年3月20日火曜日

三國志で,司馬懿が天文を見て,「孔明が死んだぞ」 とか,孔明が「関羽が死んだ」と...

三國志で,司馬懿が天文を見て,「孔明が死んだぞ」

とか,孔明が「関羽が死んだ」とか

星を見るだけで,人の生死が分かるとか。

これもうそですか?


(自分の前回の質問の続きです)







嘘だと思います

脚色でしょう








嘘というより誇張といった感じですかね?

前にも書いていらっしゃったように、昔は、星を詠むというのは結構普通のことだったようですし…



ただ、さすがに星を見て100%信じたりはしないでしょうね。個人的には占いみたいなものなのかな?と思ってます。占いの結果を鵜呑みにはしないけど、あたることもありますし…







嘘でもありますが事実でもあります。



当時天文は非常に重要な要素とされ

戦争をしかけるタイミングや陣の張り方にも天文が関わっていました。



また自分の星のようなものもあり

それが陰ったり消滅したりすることは大変不吉なこととされました。



実際に関羽や孔明の死亡時にそのような天体の動きがあったとは思えませんが

そういう伝聞がまことしやかに伝えられるレベルで当時の常識では天文で人の生死を判断するのは「当たり前」のことだったわけです。



同レベルにしていいか分かりませんが

海外の人は日本のマンガやアニメで

茶碗にヒビが入る→(主に持ち主に)不吉なことが起こっているという

シーンがいまいち意味不明だそうです。



日本人ならほぼ100%「そんなことありえない」けど「ありえそう」として一つの方法論として納得できるでしょうが

そういう文化背景がない人たちにしてみたら「嘘」「ありえない」「非文明的」と捉えられてしまう、という事案ですね。



この当時の天体の動きをキャラの生死にあわせたのは

伝達手段が乏しく関連キャラにすぐ情報を伝えるのが難しい

というのも理由の一つだと思います。



いつまで経っても関羽の死亡に気付かないよりは

「誰か重要な人物が死んだ」と読者に印象付けるほうが効果的だと

演義の作者は判断したんじゃないでしょうか。



演義が書かれたのは1300年代のことですから、

さすがに本気で書いたわけじゃないと思いますよ。

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