三国志と三国志演義ってどれたけ内容が違うのでしょうか?
おそらく今出回ってる三国志は、演義の方だと思いますが…。
流れや事件はだいたい同じです。
演義は三国志を参考にかいてますからね
明確な違いは
三国志は曹魏を正統とするもので歴史書でノンフィクションです。
そして面白くない
三国志演義は蜀漢を正統とするもので小説でフィクションです。
面白いです
話は色々違います
1、劉備の書かれ方の違い
演義…仁徳の人
正史…短気、時には非情→ヤクザです
例)県令についた劉備を監督するために中央から派遣された督郵をなぐったのは
演義は張飛、正史は劉備
董卓討伐には参加してない
だから関羽が華雄を打ち取ったり、呂布対劉備、関羽、張飛の一騎打ちもない
2、演義でしか存在しない武将
李儒(董卓の部下)演義のみ
周倉(関羽の部下)演義のみ
関索(関羽の第三子)三国志では第三子と書かれているだけで名前なし
貂蝉(チョウセン)、兀突骨(ゴツトツコツ) など
3、実際の活躍より悪く書かれている人
周瑜(赤壁の戦いは彼の功、決して孔明の引き立て役でない)
司馬懿(けっして孔明に振り回されて恐れていたわけでない)
呂蒙(史実は関羽に呪い殺されてない)
曹操(董卓暗殺で失敗して逃走中、匿ってくれた民家を惨殺した話はない)
魯粛(演義では周瑜と孔明の狭間でおろおろしたり、関羽に怒鳴られたりされる気の毒な人になってるが
史実では豪胆な人で平気で君主にたて突いて意見をいう人)
他被害者いっぱい
蜀の被害者
魏延(演義では反乱起こすが史実はそんなことしてない)
逆に良すぎに書かれている人
趙雲(史実はほとんど活躍なし)
などなどです。
質問者様の仰る通りです。
今日本に出回っているのは演義です。
内容の違いとしては多すぎるので少しだけ。
・桃園の誓いが無い。
・赤壁の戦いで曹操が負けた原因は、疫病。
火計については演義のような大炎上ではなく、船が少し燃やされたぐらいの書き方。
・劉備は聖人君子などではなく、侠(ヤクザ)の親分だった。
漢室の末裔というのは創作。
などなど・・・。
小説としての「三国志演義」と、歴史書としての「三国志」は形式から全く違っています。
歴史書としての三国志のスタイルは史記以来の紀伝体。
また、正史の中でも三国志は最もベースとなる史料が少なく(蜀に至っては史料集めから)、記述も簡潔で後に注釈をつけた裴松之の注の方が記述量は多くなっています。
例えば、魏書・武帝紀(曹操)、蜀書・先主伝(劉備)、呉書・呉主伝(孫権)と、主要な3人だけでもそれぞれの人物を中心とした事跡が記述されています。
例え1つの戦いであっても、人物中心に記述されるので違った角度から描かれます。
時にはとても同じ戦いを書いた記述と思えない戦いもあります。
三国志の代表的な戦いの1つ、赤壁の戦いも実は三国志の中では良くわからない戦いの1つです。
魏書・武帝紀では、
公は赤壁に着陣したが、劉備との戦いは不利であった。このとき疫病が大流行して官吏・兵士が数多く死んだため、軍勢をまとめて帰還した。劉備はかくて荊州のうち長江南岸の諸郡を領有した。
としか記述されておらず、周瑜が登場しないどころか疫病が原因でほとんど戦っていない印象すら受けます。
蜀書・先主伝では、
赤壁において曹公と対戦し、これを大いに打ち破り、その艦船を焼き払った。
と書かれていますが、これも陸戦の勝利後に艦船を焼き払ったとも受け取れます。
呉書ではようやく周瑜伝で黄蓋の偽装投降とそれによる艦船焼き討ちの話しが出てきますが、具体的な戦闘経過は不明な点が多いです。
三国志自体はこのように簡潔なのでわからない点も多いのですが、これが小説化するにあたって実は好都合だったわけです。
何故なら歴史書による記述が少ない分、創作する余地が最大限あるからです。
創作しても、歴史書との整合性に頭を悩ませなくてもいいからです。
このように、三国志自体は重要な「骨」もかなり欠けている不完全な骨格とするなら、それを最大限生かして自由に肉付けをしたのが三国志演義です。
三国志演義のどの部分が創作でどの部分が史実に基づいているか、個別に挙げるとキリがないのですが、少なくとも重要な流れは史実をほぼ忠実に踏襲していますので、流れを理解するには演義や小説から入っても問題ないのではないでしょうか。
演義は、史実が7割、創作が3割と云われています。
三国志の原典は歴史書です
日本でもっともよく知られているのは俗に魏志倭人伝といわれている史書です
正式な名称は
三国志魏使東夷伝倭人件(ぎしとういでんわじんのくだり)です
これは魏の使者が日本を訪問したときの記録で日本に関する最古の記録です
三国志の中の中国に関する部分を小説にしたのが一般に「三国志」という題名で知られている「三国志演義」です
三国志演義は劉備玄徳を中心に書かれており細部は創作が入っていても大筋は事実だと思います
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