三国志の質問です。 街亭の戦いにて もし馬しょくが山頂に布陣せず、諸葛亮の命令...

三国志の質問です。

街亭の戦いにて

もし馬しょくが山頂に布陣せず、諸葛亮の命令に従っていたら蜀軍は長安を奪取していたと思いますか？




もっと先を言うと洛陽も占領していたと思いませんか？

おそらく無理かと思われます。もし仮に長安まで進撃できたとしてもすぐに撃退されてしまうでしょう。その理由は



①あまりにも国力の差があり過ぎた



当時、孔明は蜀の全兵力を率いて「北伐」を行いましたが、それに対して魏は一方面軍のみで対応していました。それでほぼ互角の状態だったのです。



②荊州



孔明の構想は、蜀と荊州からの二ヶ所から出撃して挟撃作戦を取る考えでした。しかし、関羽が荊州を失ったことで、作戦に大きな狂いが生じたことです。



③物資の輸送問題



この問題が孔明が一番悩んだことです。ご存じの通り蜀から魏へ進軍するとき有名な「蜀の桟道」を必ず通過しなければなりません。「蜀の桟道」は人一人がやっと通れる程度の道で、食料物資の補給が非常に困難だったからです。「木流牛馬」という一輪車も使用しましたが、結局最後までこの問題は解決できませんでした。



孔明は劉備の「魏の打倒」という遺言を尊重したことにより、どうしても「北征」を行わざるを得なく、「どうせ勝てぬなら、負けない戦いをしたい」という消極的な発想があったように思えます。仮に蜀軍が破れることがあれば、それは蜀の国滅亡へ繋がりますので。



「三国志」の著者・陳寿は、孔明は臨機応変の戦略はやや不得手のように思われる、と述べているように、彼は軍師というより優秀な行政官だったようです。この「北伐」は当初からハンデが大きく、「街亭の戦い」で馬謖が孔明の指示通りにしたとしても、長安奪取まではいかなかったのではないでしょうか。

ン

そう思います。

大事なのは馬しょくたちの時間稼ぎですから。

もしあのままだと蜀の快進撃が続き、長安はとれてましたね。

馬しょくは大軍を相手にしたことがなかったですから焦ったんですね。

あの城の防御が王平と馬良ならと思うと・・・はぁ

長安、洛陽奪取は厳しかったと思います。

食糧を確保することが難しかったので街亭以後の北伐も成功しませんでした。

そこらへんは司馬イも計算に入れていたと思います。

実際の諸葛亮はあまり軍略に秀でているタイプじゃなかったらしいですからね……完全な政治家タイプだったらしいですよ。

だから、というわけではありませんがあっさりと負けていたような気がします。

長安をとれても維持できず奪い返されていたと

思います

馬謖一人の責任で全戦線が崩壊する状況を作った諸葛亮の作戦（あるいはそうせざるを得なかった蜀漢の国力か）自体、好転しようがなかった気もしますが、仮にあの時点での戦線がうまくいけば、長安奪取もありえたかもしれませんね。



「国力に圧倒的な差があったのだから長安くらい奪っても大した影響はない」という主張もありますが、長安を支配する影響は大きいです。単純に相手から１を奪えば２の効果がある、というだけでなく、長安を確保するだけで魏から雍州と涼州を遠ざけることになります。北伐後半、特に諸葛亮死後は魏が雍州と涼州を固めた結果、局面がより苦しくなりました。相手の５の成長余地を奪うだけでなく、統治に成功すれば自分の５の成長、最悪の状況と比べて10のプラスです。



ただ、長安をとれたからと言って洛陽を狙うのは危険です。魏が国力差を生かして多方面から軍を送り込むことができます。

それより先に荊州北部を抑えることで洛陽を西と南から挟むことができます。

そもそも山に布陣しなければ勝てる、というのが短絡的だと思います。

魏は名将筆頭候補の張コウが出てきている状況で、それに対峙する

指揮官が煩雑で威厳がなかった馬ショクです。



どっちにしても勝てるとは思えません。



しかもこの時の蜀が長安奪取までを視野に入れていたかどうか。仮

に手に入れられたとしても、どうやって維持するのか。



その辺りが見えてこない以上、厳しかったと言わざるを得ません。

国力的には魏の方が有利なので、たとえ街亭で勝利したとしても、その後も蜀は厳しい戦いを強いられたのではないでしょうか。

遠征はかなり国力を浪費しますし、蜀の本拠成都から最前線までの補給路は険しい要害が多いので、蜀が魏に攻め込んでも最終的にはどうしても魏が有利となってしまうと思います。

史実の孔明は演義ほどの超人ではないので、国力に勝る魏と、兵馬の権を掌る手堅いシバイ相手にそれを打開できたかどうかは難しいところだと思いますね。