『三国志』(小説)を読もうと思います。
いろいろな作家の方が書いていますが、誰のものがよいでしょうか。
お勧めがあれば教えて下さい。
初めて「三国志」を読むならば、ということで考えます。
・吉川英治氏の「三国志」
:日本では、一番オーソドックスなものといって良いでしょう。
文庫で全8巻です。
・羅貫中の「三国志演義」
:吉川英治氏や横山光輝氏の漫画の元になっているものです。
最近、徳間文庫から新訂版・全4巻(やや厚めです)がでました。
吉川氏の作品で省かれている孔明死後の話ものっています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198924465/sr=1-1/qid=1164818467...
・柴田練三郎氏の「英雄三国志」
:以前、「英雄ここにあり」・「英雄いかに死すべきか」の2作
だったものを、1タイトルにまとめたものです。
文庫で全6巻。
ストーリー展開で、やや冗長な部分をばっさりと切り取って
読みやすくしています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087476731/sr=1-6/qid=1165045248...
以上は、比較的オーソドックスな作品になります。
最近の注目作としては、
・北方謙三氏の「三国志」
:「三国志演義」から完全に離れた独自の作品になっています。
小説としての面白さからいうと、近年のものでは随一です。
いずれも一長一短があるのですが、個人的には羅貫中の「三国志演義」を
お薦めします。
小説としての面白さでは北方氏の作品ですが、これは、他の作品を一度読んだ上で、
「北方氏はそうアレンジしたか」と考えながら読むと楽しいです。
いきなり読むのはもったいないように思います。
(以前に私の書いた回答を一部流用しています。ご了承下さい。)
私は北方謙三さんの本をおすすめします。(今も読んでます)ハードボイルド系でしょうか、孫堅の「女は抱けるなら誰でもいい」という文が印象に残ってて、すごく好きです。キャラクターの性格は北方さんのオリジナルが多少入ってます。
日本の作家が書いた「三国志」ではなく、「三国志」そのものを読めばいいのでは。
岩波書店から全訳で刊行されています。
日本の作家の書いた「三国志」では、吉川英治がいいようです。
小説なら吉川英治が一番有名ではないでしょうか。
ちなみに、これを漫画化したのが横山光輝の「三国志」です。
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